2015年3月3日火曜日

世界の都市総合力ランキング 2014

「世界の都市総合力ランキング」

(Global Power City Index, GPCI)は

地球規模で展開される都市間競争下において

より魅力的でクリエイティブな人々や企業を

世界中から惹きつける

いわば都市の“磁力”こそが

「都市の総合力」であるとの観点に立ち

世界の主要都市の総合力を評価し

順位付けしたものです。

森記念財団都市戦略研究所は

2008年に初めてGlobal Power City Indexを発表して以来

毎年、新たな調査をもとに

そのランキングを更新してきました。

現在では、代表的な都市指標の一つとして

高い評価を得ており

国や東京都のみならず

世界のさまざまな場所で

政策・ビジネス戦略の参考資料として

用いられています。

さらに、当研究所では

国際会議や講演などを通じて

世界の主要な研究機関とも

都市の競争力をテーマに

活発な意見交換を行ってきました。

総合ランキングにおいて

昨年に引き続き1位となったロンドンは

さらにスコアを伸ばし

2位のニューヨークとの差を広げました。

東京は昨年に引き続き

総合ランキングにおいて4位となりましたが

弱みであった文化・交流分野においては

8位から6位へと上昇しました。

これは、2013年の外国人旅行者数の

大幅な増加などによるものです。

総合ランキングにおいて

上位にあるシンガポール(5位)とソウル(6位)は

いずれも昨年に続いてスコアを上げ

東京(4位)との差を縮めました。

都市の「感性価値(人の感性に訴える力)」を

重視したランキング(GPCI+)においては

東京は総合ランキングで3位となりました。

これは東京が「公共の場での安心感」

「住民の親切さ」「国際空港の定時運航率」

「移動の快適性」等の指標で高い評価を得たためです。



























森記念財団都市戦略研究所HPより拝借