家の基礎が出来ましたので建て方開始です。
床下の通気のため、
基礎の上に樹脂製の基礎パッキンをのせ、
基礎から出しておいたアンカーボルトに貫通させる形で
土台となる材木をしっかりと固定します。
すべての土台を固定したら
床受けとなる大引を嵌め込み、
その下には鋼製の床束を取付けて
荷重を支えられるようにします。
次に、建物に合わせて
周囲に足場を組んで建前の準備完了、
いよいよ軸組工法により建物の骨格を組み上げます。
建前の日には朝から大勢の大工さん、
木材を吊り上げるクレーン屋さん等が協力しながら
1階・2階の柱・梁を組んでいき、
1日で屋根の野地板まで一気に建ててしまいます。
今まで時間をかけて基礎を作ってきた所に、
急に家の形が出現してしまうのでビックリですね。
この屋根のてっぺんの棟木を取付ける事が
いわゆる「上棟」で、古来より棟木は
建物を守る神が宿る場所と考えられていたため、
飾り物を付けて四方のお清めを行う
上棟式が行われて来ました。
しかし近年、
建売住宅の普及等もあり
簡略化されて来ています。
(地域によっては今でも屋根の上から
餅や菓子をまく「餅まき」が行われることもあり、
やろうかという話もありましたが、やめました・・・笑)
なお、ツーバイフォー住宅の場合は
床→1階壁→2階床→2階壁→屋根と
下からハコ状に部屋を作りながら組んでいきますので、
この「建て方」という工程はありません。
さて、実際のところ家の建築は上棟してからが本番。
これから約3か月、
大工さんはじめ様々な業種の職人さんたちが
いろいろな道具を駆使しつつも、
手作業で家を作り上げていきます!